当院では各種ワクチン接種を行っております。
インフルエンザ、新型コロナのワクチンについてはオンライン予約を承っております。

その他のワクチン接種についてはオンライン予約は承っておりません。当院まで直接お電話でお問い合わせください。

インフルエンザ

インフルエンザの発症率を約60%減らすことができ、インフルエンザによる高齢者の死亡率を約80%阻止する効果があります。
任意接種の年齢層も含め皆様が接種することを強くお勧めいたします。
65歳以上の方は定期接種の対象となり、公費補助がございます。
妊娠中の方も接種が可能なワクチンです。

高齢者インフルエンザ予防接種【定期】
対象者 接種時に文京区民、もしくは東京23区に住民登録のある
1)満65歳以上
2)60歳以上~65歳未満で、心臓、じん臓、呼吸器の機能、
 またはヒト免疫不全ウイルスによる免疫の機能に重い障害があることにより、身体障害手帳1級の方
期間 令和6年10月1日~令和7年1月31日まで(公費助成期間)
費用 文京区 無料
文京区以外 各区によって自己負担額が違います。
接種票 所定の接種票をご持参いただけない場合は任意接種となります。
上記以外の方【任意接種】
対象者 公費助成対象以外の方
当院では基本的に高校生以上の方を対象としていますが、子供インフルエンザ予防接種をご希望の方は当院までお問い合わせください。
期間 令和6年10月1日~令和7年1月31日まで(予定)
費用 3,000円
10名以上のグループ割引も用意しております。当院までお問い合わせください。
接種票 当院でご用意しております。

新型コロナウイルスワクチン

新型コロナウイルス感染症に対する重症化ふくめた予防効果が期待されます。一度免疫を獲得していても、抗体価が減弱したり、流行の株に効力が弱い場合もございますので、定期的に追加接種することによって予防効果を高めることが出来ます。

新型コロナウイルス予防接種【定期】
対象者 接種時に文京区民、もしくは東京23区に住民登録があり、以下の条件を満たす方
1)65歳以上の方
2)60歳~64歳で、心臓、じん臓、呼吸器の機能、
 またはヒト免疫不全ウイルスによる免疫の機能に重い障害があることにより、身体障害手帳1級の方
費用 文京区 無料
文京区以外 各区によって自己負担額が違います。
接種票 所定の接種票をご持参いただけない場合は任意接種となります。
上記以外の方【任意接種】
対象者 公費助成対象以外の方
費用 15,400円
10名以上のグループ割引も用意しております。当院までお問い合わせください。
接種票 当院で用意しております。
当院採用ワクチンについて
「JIN.1系統およびその会計等へのより高い中和抗体を誘導する抗原を含むこと」に対応するワクチンとして薬事承認を受けたもの
コミナティRTU筋注) ファイザー社製 mRNAワクチン
ヌバキソビッド筋注 武田・ノババックス 組換えタンパクワクチン(ご希望される場合に取り寄せ)
スパイクバックス筋注® モデルナ社製mRNAワクチン

※ご希望、指定のワクチンがある場合はあらかじめお問い合わせください

肺炎球菌ワクチン

現在肺炎球菌ワクチンの定期接種はニューモバックスのみとなります。プレベナー13は任意接種となりますが、この2つのワクチンを併用することで、強い肺炎予防の効果を期待できます。プレベナーはニューモバックスと違い、1回の接種で免疫が持続し肺炎予防効果があります。とくに、糖尿病や悪性腫瘍のある方は免疫力が低下していることが多いので併用をおすすめします。

高齢者用肺炎球菌予防接種【定期】
対象者 接種時に文京区民、もしくは東京23区に住民登録のある
  • 接種日現在で65歳
  • 60歳以上~65歳未満で、心臓、じん臓、呼吸器の機能、またはヒト免疫不全ウイルスによる免疫の機能に重い障害があることにより、身体障害者手帳1級の方。
※これまで65歳、70歳、75歳、・・・と5歳ごとに行ってきた定期接種は終了しました。移行措置として、令和6年度は定期接種を受けたことのない66歳以上の方の任意予防接種に対する費用助成制度があります。
お住いの市町村にお問い合わせください。
費用 文京区 1,500円
文京区以外 各区によって自己負担額が違います。
使用するワクチン ニューモバックスNP(23価肺炎球菌莢膜ポリサッカライドワクチン)
上記以外の方【任意接種】
対象者 公費助成対象以外の方
当院では肺炎球菌ワクチンは大人の方を対象としています。
費用 ニューモバックスNP 8,800円
プレベナー13 12,000円
当院採用ワクチンについて
ニューモバックスNP 23価肺炎球菌莢膜ポリサッカライドワクチン
23価と肺炎球菌の23種類を広くカバーすることができますが、効果が減弱するので前回の接種から5年以上あけて追加接種を繰り返します。
ヌバキソビッド筋注 武田・ノババックス 組換えタンパクワクチン
1回の接種で終生免疫が期待できます。プレベナー13(PCV13)が免疫記憶を有することからニューモバックスと組み合わせることで免疫力を強化できると期待されています。特に下記のような高リスクの患者様は、ニューモバックス投与の間にプレベナーの接種をお勧めします。

【高齢者又は肺炎球菌による疾患に罹患するリスクが高いと考えられる者】
  • 慢性的な心疾患、肺疾患、肝疾患又は腎疾患
  • 糖尿病
  • 基礎疾患若しくは治療により免疫不全状態である又はその状態が疑われる者
  • 先天的又は後天的無脾症(無脾症候群、脾臓摘出術を受けた者等)
  • 鎌状赤血球症又はその他の異常ヘモグロビン症
  • 人工内耳の装用、慢性髄液漏等の解剖学的要因により生体防御機能が低下した者
  • 上記以外で医師が本剤の接種を必要と認めた者
具体的な接種については院長までご相談ください。

帯状疱疹ワクチン

帯状疱疹は80歳までに約3人に1人が罹患するといわれています。帯状疱疹から帯状疱疹後神経痛に移行した場合、慢性的な痛みが長く続く場合があります。当院では発症予防効果、効果持続性の高いシングリックスを推奨しております。

対象者
  • 50歳以上の方
  • 18歳以上で免疫低下があり罹患リスクが高い方
    (ただし、弱毒生水痘ワクチンは免疫力が低下している方は接種が出来ません。)
シングリックス(組換え帯状疱疹ワクチン)
接種 1回目の接種から2か月~6か月間隔を空けて2回目接種。
約10年間効果持続
費用 22,000円x2回
文京区助成 10,000円x2回(窓口支払12,000円/回)
(注)2回目の接種は1回目の接種から2か月から6か月の間であること
弱毒生水痘ワクチン
対象者 1回(ただし効果持続期間5年程度)
費用 7,000円
文京区助成 5,000円(窓口支払2,000円)

費用助成をご利用いただくためには、ご自身でお手続きをお願いします。

(任意予防接種)帯状疱疹予防接種費用助成について(令和6年度) | 文京区 (bunkyo.lg.jp)

ワクチン比較表

弱毒生水痘ワクチン
(弱毒性)
シングリックス®
(不活化)
発生抑制効果 51.3% 50歳以上97.2%
70歳以上89.8%
帯状疱疹後神経痛
抑制効果
66.5% 50歳以上100%
70歳以上85.5%
接種回数 皮下注射1回のみ 筋肉注射2回
効果持続期間 5年程度 8年後84%の有効性持続
10年間効果持続(2022年報告)
副反応
  • 接種部位の痛み
  • 首長
  • 発赤
  • 腫脹
  • 発赤
  • 筋肉痛
  • 倦怠感
  • 発熱・寒気
  • 頭痛
  • 胃腸症状
長所 費用負担が少なく接種1回のみ 予防効果が高く免疫が低下している方でも接種可能
短所
  • 予防効果が劣る
  • 予防効果が長期持続しない
  • 免疫が低下している方は接種できない
  • 費用負担が大きい
  • 接種回数が2回必要
  • 副反応がでやすい

麻疹抗体検査・ワクチン

免疫がない、または次第に免疫が弱まると成人でも感染する感染症で、麻疹ウイルスは空気感染する感染力が非常に高いウイルスで注意が必要です。下記の接種対象者に当てはまる方は、まず抗体検査で抗体価を確認し、必要に応じて接種を受けることをお勧めしています。

対象者(推奨者)

  • 文京区0歳児麻しん対策事業
    抗体検査の当日において、文京区に住民登録がある20歳以上の方で、0歳児と同居の方
    (ただし、麻しんに罹ったことがある方方、MR(麻しん風しん混合)または麻しんワクチン接種を2回以上受けたことがある方を除く。)

接種回数

抗体価測定により1回または2回接種をお勧めしています。

公費補助(文京区0歳児麻しん対策事業)

  • 0歳児と同居している文京区在住の20歳以上の方(麻疹に罹ったことのある方・2回接種済みの方は対象外となります。)
  • 検査・接種は任意の為、自治体から対象者の方へのご案内はございません。
    接種の際は本人確認書類(運転免許所・健康保険証)・0歳児と同居が確認できる書類(母子手帳・健康保険証)をお持ちください。

詳しくは文京区のホームページをお読みください。

費用

文京区0歳児麻しん対策事業
抗体検査、
ワクチン接種
無料※1人1回限り
麻しん風しん抗体検査【任意】
抗体検査基本料
(診察代、手技料、判断料)
5,500円(税込)
麻疹、風疹、ムンプス、水痘
(いずれもIgG EIA)抗体
各2,420円(税込)
4種すべて 13,600円(税込)
麻しん風しん予防接種
MR(麻しん風しん混合)
ワクチン
15,400円(税込)

風疹抗体検査・ワクチン

風しんは、免疫がない、または次第に免疫が弱まると成人でも感染する感染症です。特に、妊娠初期に感染すると母親から胎児へ胎盤を介して感染して、出生児が白内障、難聴、先天性疾患を特徴とする先天性風しん症候群を発症する可能性が高くなります。下記の接種対象者に当てはまる方は、まずは抗体検査で抗体価を確認し、必要に応じて接種を受けることをお勧めしています。

対象者(推奨者)

  • 文京区 先天性風しん症候群対策(成人風疹抗体検査・ワクチン接種)助成
    抗体検査の当日において、文京区に住民登録がある20歳以上の方で、
    • 妊娠を予定または希望している女性
    • 妊娠を予定または希望している女性と同居している方
    • 妊婦と同居している方
    (ただし、風疹に罹ったことがある方、MR(麻しん風しん混合)含むまたは麻しんワクチン接種を2回以上受けたことがある方を除く)
    詳しくは文京区のホームページをお読みください。
  • 風疹の国の追加対策(抗体検査・定期予防接種)
    • 昭和37年4月2日~昭和54年4月1日までに生まれた男性
      詳しくは文京区のホームページをお読みください。
  • その他接種をおすすめする成人
    • 1962年4月1日以前に生まれた女性(定期接種をしていないため免疫を持っていない可能性がございます。)
    • 1979年4月1日以前に生まれた男性(定期接種をしていないため免疫を持っていない可能性がございます。)
    • 1962年4月2日~1990年4月1日の間に生まれた女性(定期接種を1回しか受けていない世代です。)
    • 1979年4月1日~1990年4月1日の間に生まれた男性(定期接種を1回しか受けていない世代です。)
    • 制度切替えや接種控え等により、接種を受けていない方

接種回数

抗体価測定により1回または2回接種をお勧めしています。

公費補助

  • 文京区成人風しん症候群対策(成人風疹抗体検査・ワクチン接種)助成
  • 文京区在住の20歳以上で、妊娠予定・希望の女性
  • 文京区在住の20歳以上で、妊娠予定・希望の女性と同居している方
  • 文京区在住の20歳以上で、妊娠中の女性と同居している方
  • 検査・接種は任意の為、自治体から対象者の方へのご案内はございません。
    接種の際は本人確認書類(運転免許所・健康保険証)・0歳児と同居が確認できる書類(母子手帳・健康保険証)をお持ちください。

費用

文京区成人風しん症候群対策
抗体検査・
ワクチン接種
無料
風しんの国の追加対策
抗体検査・ワクチン接種 無料
麻しん風しん抗体検査【任意】
抗体検査基本料
(診察代、手技料、判断料)
5,500円(税込)
麻疹、風疹、ムンプス、水痘
(いずれもIgG EIA)抗体
各2,420円(税込)
4種すべて 13,660円(税込)
麻しん風しん予防接種
MR(麻しん風しん混合)
ワクチン
15,400円(税込)

B型肝炎ワクチン

B型肝炎ワクチン(HBワクチン)は、B型肝炎ウイルス(HBV)の感染を予防するためのワクチンです。ワクチン接種によりB型肝炎ウイルスに対する抗体ができ、B型肝炎や将来の肝がんを予防できるとされています。わが国では平成28年から0歳児にB型肝炎ワクチンの定期接種が始まりました。

対象者(推奨者)

  • 成人において、ワクチン接種を受けた方が良い方は、「血液や体液に接する可能性の高い職種の人」になります。
    例えば、医療従事者などがこれに該当します。
  • B型肝炎ウイルス陽性のパートナー
    B型肝炎ウイルスは、感染した人の体液を介して感染しますので、パートナーが未感染な場合はB型肝炎ワクチンの接種を推奨いたします。
  • その他
    海外留学、海外赴任をされる方は、B型肝炎ワクチン接種を求められる場合があります。

接種スケジュール

4週間隔で2回・2回接種から4~5ヶ月後に3回目

公費補助

成人のワクチン接種には公費補助はありませんが、B型肝炎、C型肝炎の抗体価(感染の有無を調べる抗体価検査(肝炎ウイルス検査))を受けられます。
詳しくは文京区のホームページをお読みください

費用

ビームゲン
(B型肝炎ワクチン)
7,700円/回(税込)

A型肝炎ワクチン

A型肝炎は、A型肝炎ウイルスによって引き起こされる肝炎で、A型肝炎ウイルスに汚染された食材・飲料などから経口感染します。A型肝炎は、時に劇症肝炎に発展することがある肝炎です。
日本では近年、生活環境の整備により患者発生が激減したことにより、感染の機会が減少しましたが、それでも海産物の生食などにより散発的に感染例が報告されています。主な流行地はアジア(例えば、インド、フィリピン、韓国、インドネシア、中国、パキスタン、タイ、カンボジア、ネパール、マレーシア)、サハラ砂漠以南のアフリカ、中南米などのアジアの国々で感染する患者は多いですが、時に北米でも感染例が報告されています。したがって、海外のA型肝炎常在地への旅行・出張等長期滞在の場合などにワクチン接種が勧められています。

対象者(推奨者)

  • A型肝炎が流行している地域(アジア、アフリカ、中南米)への渡航者にはA型肝炎ワクチンが推奨されています。

接種スケジュール

接種回数は3回で、接種スケジュールは2~4週間間隔で2回、筋肉内または皮下に接種します。
更に、初回接種後24週を経過した後に、1回追加接種します。これにより5年以上は抗体が維持されます。

費用

エイムゲン
(国産A型肝炎ワクチン)
8,800円/回(税込)

その他のワクチン

その他のワクチンについても適宜対応しております。お問い合わせください。

RSウイルスワクチン アレックスビー筋注

60歳以上のRSウイルス感染症予防に

HPVワクチン

シルガード9

予防接種前の注意事項

  • ワクチン接種前にワクチンの説明をよく確認し、十分に理解した上でお申し込みください。
  • 在庫していないワクチンもございます。取り寄せに一週間前後かかる可能性がございます。

予防接種後の注意事項

  • 接種後30分は副反応を起こす危険性があるため、院内にて待機。またはすぐにクリニックに連絡が出来るようにしてください。
  • 接種当日に入浴しても問題ございません。
  • 接種当日は激しい運動・多量の飲酒はお控えください。

予防接種が受けられない方

  • 37.5度以上の熱がある方
  • 重篤な急性疾患をお持ちの方
  • ワクチンに対するアレルギー等の副反応を起こしたことがある方